ネットワーク用語って似ていて、ややこしいですよね。今回はVPNとVPCの違いをまとめました。
VPCとVPNの違い
VPN(Virtual Private Network)・・・仮想専用線。誰も見ることができないように通信を暗号化し、通信を行える。その名の通り、プライベートなネットワークを利用する。
VPC(Amazon VPC、Virtual Private Cloud)・・・AWSに構築されたプライベートなクラウド(空間)のこと。
ざっくりまとめると、仮想専用線と仮想専用空間の違いといったところでしょうか。(本当にざっくりなので下記詳細もご覧ください)
VPN
VPNは、Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)の略。
アクセス許可のあるデバイスのみがアクセスできるネットワーク通信のこと。
接続元のデバイスと接続先を「トンネリング」「暗号化」を使って通信のプライバシーを保護し、セキュリティを高めています。
特徴
- 利用者のIPが隠すことができます。そのかわりに接続先VPNサーバのIPアドレスが変わりに公開されます。地域制限があるWebサイト(海外へのアクセスなど)にアクセスすることが可能になります。
用途
- 企業・組織ネットワークへのリモートアクセス
- 地域制限のあるWebサイトやサービスへのアクセス
- Free Wi-Fiのセキュリティ強化
VPC
Amazon Virtual Private Cloudは、リソースの配置、接続性、セキュリティなど、仮想ネットワーク環境をフルで制御できるサービスです。
用途
- 仮想サーバ同士(EC2やRDSなど)の通信をしたい場合
- 内部と外部のネットワークを繋ぐ場合
・・・など多数あります。
特徴
- コスト・手間を省ける。操作が容易に行える。
- 可用性・耐障害性に優れている。
- スケーラビリティ性に優れている。カスタマイズしやすい。
- 運用・保守性に優れている。Amazonが実施するためコストも省ける。
- セキュリティが高く、データ等を外部からの不正アクセスや攻撃から守る。