【随時更新中】過去の発生周期を元に、日本で切迫が想定されている地震についてまとめています。
切迫が想定される地震は全国に存在します。日々の地震・津波等の災害対策、備えをしておきましょう。
【M8後半~M9】南海トラフ地震
- 平均発生周期:100~150年
- 前回:昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)
- 前回からの経過年数:80年以上経過
- 想定最大マグニチュード:M9.1
- 30年以内の発生確率:80%(2025年1月発表)
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきました。前回の地震から80年以上経過しているため、近い将来発生が予測されています。
また2025年1月には、30年以内の発生確率が80%に引き上げられました。
また、東側半分の領域で大規模地震が発生し、時間差をもって残り西側半分の領域でも大規模地震が発生したこともあるため、1度で地震が終わらない恐れがあります。
2024年は甚大な被害が発生した昭和東南海地震(1944年12月7日)の発生から80年となる節目の年でした。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから約80年が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。
いつ起きてもおかしくない次の南海トラフ地震に備えましょう。
この被害想定(平成25年3月公表)によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
【M8後半~M9】日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震
- 平均発生周期:300~400年
- 前回:17世紀
- 前回からの経過年数:300年以上経過
- 想定最大マグニチュード:M9.3(千島海溝)
- 30年以内の発生確率:7%~40%
日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震は、前回17世紀にM8.8クラスが発生し、周期は300~400年のため、近い将来、発生する恐れのある地震です。
「固着域」と呼ばれる陸側のプレートと海側のプレートのくっついている部分が、年間8cmほど一緒に沈み込んでいることが判明し、17世紀の地震から約400年にわたって、現在と同じ速度で歪みが蓄積していた場合は、将来的にマグニチュード8後半から、マグニチュード9程度の超巨大な地震を引き起こすエネルギーがすでに蓄えられている可能性がある、とのことです。
千島海溝沿いでは、過去に300年から400年の周期でマグニチュード9クラスの超巨大地震が発生してきた可能性が指摘されていて、前回は17世紀にマグニチュード8.8クラスの地震が起きたとされています。
千島海溝で8センチの地殻変動 東北大学などの研究(Yahoo!ニュース)
日本海溝及び千島海溝沿いの領域では、マグニチュード7~9の大小さまざまな規模の地震が多数発生しており、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震では死者・行方不明者が2万人を超えるなど、主に津波により甚大な被害が発生しました。また、それ以前にも、1896年の明治三陸地震や869年の貞観地震など、巨大な津波を伴う地震が繰り返し発生しています。
日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震について(気象庁ホームページ)
【M8.5前後】房総沖地震(未知の地震タイプ)
- 平均発生周期:?年
- 前回:西暦800年〜1300年頃
- 前回からの経過年数:700~1200年以上経過
- 想定最大マグニチュード:M8.5程度
- 30年以内の発生確率:?%
1677年の延宝房総沖地震、1703年の元禄地震(相模トラフ沿い)による津波の被害の記録は残っていますが、この地震は歴史の記録がなく、津波の堆積物から判明した地震になります。
房総半島沖ではたびたびM7前後の地震が発生していますが、2021年9月に千葉県東部の九十九里浜で、西暦800年〜1300年頃に巨大津波を引き起こした地震が発生したとする論文が報告されました。
2011年(平成23年)3月11日に発生した三陸沖で東北地方太平洋沖地震 (Mw9.0) の震源から、房総沖の北の茨城県沖で止まっているため、ひずみが溜まっている恐れがあります。
房総半島沖でスロースリップ現象を2024年2月下旬に観測しています。