かっこいいラテン語の表現をまとめました。
他にも外国語についてまとめています。
※読み仮名も掲載していますが、実際の現地の方の発音とは異なる場合があります。気になる方はご自身でもお調べいただけますと幸いです。

- Memento Mori (メメント モリ)
- Carpe Diem (カルペ ディエム)
- Memento Vivere (メメント ヴィヴェレ)
- Vanitas Vanitatum (ヴァニタス ヴァニタトゥム)
- Tempus Fugit (テンプス フギト)
- Sic Transit Gloria Mundi (シク トランシト グロリア ムンディ)
- Ars Longa, Vita Brevis (アルス ロンガ、ウィタ ブレウィス)
- Et in Arcadia Ego (エト イン アルカディア エゴ)
- Mors certa, hora incerta (モルス ケルタ、ホラ インケルタ)
- Omnia mors aequat (オムニア モルス アエクァト)
- Amor Fati (アモール ファティ)
- Dum Spiro Spero (ドゥム スピーロー スペーロー)
- 関連リンク
Memento Mori (メメント モリ)
意味: 「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「死を想え」
解説: 語源は Memento(記憶せよ)+ Mori(死ぬこと)。古代ローマでは、凱旋パレードを行う将軍に対し、従者が「あなたは神ではなく、死すべき人間であることを忘れるな」と囁いたことに由来するとも言われます。キリスト教美術では「ヴァニタス(虚栄)」の静物画として、頭蓋骨や砂時計と共に描かれることが多い言葉です。
Carpe Diem (カルペ ディエム)
意味: 「その日を摘め」「今、この瞬間を楽しめ」
解説: 古代ローマの詩人ホラティウスの詩集に由来します。「摘め(Carpe)」は、熟した果実や花を収穫するニュアンスを持ちます。「明日は不確かなものだから、今実っている時間を大切に味わい尽くせ」という、快楽主義的かつ哲学的なメッセージです。
Memento Vivere (メメント ヴィヴェレ)
意味: 「生きることを忘れるな」「生を想え」
解説: 「メメント・モリ(死を忘れるな)」と対をなす言葉です。死の不可避さを受け入れた上で、「まだ命ある今は、力強く生きねばならない」と鼓舞する言葉です。病気や困難からの回復、あるいは人生の再起を誓う際のスローガンとして使われます。
Vanitas Vanitatum (ヴァニタス ヴァニタトゥム)
意味: 「空の空」「すべては空しい」
解説: 旧約聖書「コヘレトの言葉(伝道の書)」の冒頭句です。権力、富、知識など、地上のあらゆる栄華は一時的で儚いものであると説きます。17世紀オランダの静物画(ヴァニタス画)の中心的テーマとなり、腐った果実や消えゆく蝋燭などで表現されました。
Tempus Fugit (テンプス フギト)
意味: 「時は飛ぶ」「光陰矢の如し」
解説: ローマの詩人ウェルギリウスの『農耕詩』に由来します。時間は逃げるように飛び去り、二度と戻らないことを示します。古くから日時計や柱時計の装飾文字として刻まれ、現代でもビジネスや自己啓発の文脈で「時間管理の重要性」を説く際によく用いられます。
Sic Transit Gloria Mundi (シク トランシト グロリア ムンディ)
意味: 「そのようにして世界の栄光は過ぎ去る」
解説: 「盛者必衰」の理(ことわり)を表す格言です。かつてカトリック教皇の戴冠式では、新教皇の目の前で麻を燃やし、この言葉を唱える儀式がありました。燃え尽きやすい麻を見せることで、最高権力者であってもその栄光は一瞬であると自戒させるためです。
Ars Longa, Vita Brevis (アルス ロンガ、ウィタ ブレウィス)
意味: 「芸術は長く、人生は短し」
解説: 古代ギリシャの医師ヒポクラテスの言葉です。ここでの「Ars」は今の「芸術(Art)」だけでなく、「医術」や「技術」を指します。「人の一生は短いが、医術の道は奥深く、習得には長い年月を要する(だから寸暇を惜しんで学べ)」というのが本来の意味です。
Et in Arcadia Ego (エト イン アルカディア エゴ)
意味: 「我(死)はアルカディアにもある」
解説: アルカディアはギリシャの理想郷(ユートピア)ですが、そんな楽園においてさえも「私(死神)」は存在している、という警句です。ニコラ・プッサンの絵画『アルカディアの牧人たち』では、墓石の銘文として描かれ、牧歌的な風景の中に潜む死の存在を暗示しています。
Mors certa, hora incerta (モルス ケルタ、ホラ インケルタ)
意味: 「死は確実、時は不確実」
解説: 人間にとって唯一確実な未来は「死ぬこと」であり、唯一不確実なのは「それがいつか」であるという真理です。いつ最期が訪れても後悔しないように準備せよ、というキリスト教的な教訓としても広く引用されます。
Omnia mors aequat (オムニア モルス アエクァト)
意味: 「死はすべてを平等にする」
解説: 王も乞食も、富める者も貧しい者も、死の前では等しく無力であり、死後はただの骨になるという意味です。
Amor Fati (アモール ファティ)
意味: 「運命を愛せ」
解説: 哲学者ニーチェが提唱した概念として有名ですが、源流はストア派哲学にあります。自分の人生に起きるすべての出来事(苦難や死を含め)を、必然として受け入れ、それを肯定し愛することこそが、高貴な生き方であるという思想です。
Dum Spiro Spero (ドゥム スピーロー スペーロー)
意味: 「息をする限り、希望を持つ」
解説: 「命ある限り希望はある」と訳されます。困難な状況でも諦めない不屈の精神を表す言葉として、多くの紋章やモットーに使われています。

