「好きな諺は?」といった質問に対して、皆さんはどんなことわざを答えていますか?
ことわざの中には、人を馬鹿にしたようなものもあるため、事前に答えを用意しておかないと答えるのが意外と難しかったりします。
「ありません」と答えるより、できれば自分の好きなことわざを答えたいと思う方も多いと思います。
このページではそんな方のための、好きなことわざを見つけるためのページとなっています。
※ことわざとは、昔から言い伝えてきた、訓戒・風刺などを内容とする短い句のことを指します。
他にもことわざについてまとめています。
よく学びよく遊べ
「よく学びよく遊べ」は「りっぱな人間になるためには、勉強するときにはしっかりと勉強をして、遊ぶときにはとことん遊ぶべきだということ」という意味です。
メリハリを大事にする人におすすめのことわざですね。
鶏口となるも牛後となるなかれ
「鶏口となるも牛後となるなかれ」は「大きな団体で人のしりについているよりも、小さな団体でも頭になるほうがよい」という意味です。
四字熟語だと「鶏口牛後」とも言います。リーダ向きのことわざですね。
芸は身を助ける
「芸は身を助ける」は「一芸にすぐれていると、困窮したときにそれが生計の助けになる」という意味です。
専門性が必要とされ、向上心のある方向けのことわざですね。
情けは人の為ならず
「情けは人の為ならず」は「情けを人にかけておけば、巡り巡って自分によい報いが来るということ」という意味です。
このことわざは、意味を間違って覚えている方も多いです。「人に情けを掛け助けることは、その人のためにならない」という意味ではありません。
ことわざを言うときに、意味も併せて伝えたほうが良いかもしれません。
聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥
「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」は「知らないことを聞くのは恥ずかしい思いをするが、聞かないまま知らずに過ごせば、生涯恥ずかしい思いをするという戒め」の意味があります。
自分のプライドよりも、物事の把握を大事にする人向けのことわざですね。
別表記が下記のようにたくさんあります。
- 聞くは一時の恥聞かぬは一生の損
- 聞くは一時の恥、聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥
- 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、聞くは一時の恥
- 聞かぬは一生の損、聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥
謂う勿れ今日学ばずとも来日ありと
「謂う勿れ今日学ばずとも来日ありと」は「今日学ばず明日があるからと言ってはいけないということ。学びは毎日の積み重ねが大事であるという戒め」です。
読み方が少しむずかしいことわざです。勉学に励む人向けのことわざですね。
急がば回れ
「急がば回れ」は「急いでいるときには、危険がある近道や安易な方法を避け、遠回りでも安全な道や方法を選んだほうが、かえって得策であるということ」という意味です。
慎重な人向けのことわざですね。手戻りを防止したい方などに。同じようなことわざに「急いては事を仕損じる」があります。
一銭を笑う者は一銭に泣く
「一銭を笑う者は一銭に泣く」は「わずかな金だからといって粗末に扱う者は、いつかそのわずかな金のために泣く羽目になるということ。たとえどんなに小額でも、金銭は大切にせよという戒め」です。
お金関連のことわざです。節約志向、お金を大事にする人向けのことわざですね。
快刀乱麻を断つ
「快刀乱麻を断つ」は「こじれたことを手際よく処理し、明快に解決すること」の意味です。
「快刀」は切れ味のいい刀、「乱麻」はもつれた麻のことです。物事を解決する力が求められる人向けのことわざですね。
備えあれば憂いなし
「備えあれば憂いなし」は「ふだんから万一に備えて準備をしておけば、いざというときにもあわてたり、心配したりしないですむという教え」です。
「備えあれば患いなし」とも書きます。事前準備が大事な場面で使えそうです。似たことわざに「転ばぬ先の杖」があります。
多芸は無芸
「多芸は無芸」は「多芸の人は、奥深くきわめた専門の芸がないために、すべてが浅く、結局は芸がないのに等しいということ」という意味です。
専門性を高めたい方に戒めとして使えそうです。似たことわざに「何でも来いに名人なし」があります。
読書百遍義自から見る
「読書百遍義自から見る」は「難しい書物でも何度も繰り返し読めば、意味が自然と分かるようになるものだ。熟読することが大切であることのたとえ」という意味です。
専門書など、難しい本を読む方におすすめのことわざですね。
二兎を追う者は一兎をも得ず
「二兎を追う者は一兎をも得ず」は「欲張って一度に二つの成功を得ようとすると、かえってどちらも成功しないたとえ」です。
冷静に物事を進めたい人におすすめのことわざです。