エクセルでコピー&ペーストを行ったときに余計なダブルクォーテーション(“)が入ってしまうときの対処方法について解説します。
CLEAN関数を使用するか、セルに含まれる改行を消すことで問題は解消します。
現象
セルをコピーしてメモ帳などに貼り付けると、余計なダブルクォーテーション(“)が入ってしまう。
下図B2とC2を&で連結しているA2セルをコピーして・・・
メモ帳などに貼り付けると、不要なダブルクォーテーションが入ってしまいます。
またセルの中にダブルクォーテーションが含まれていると・・・
下図で「””2行目””」となっているように、本来1つのダブルクォーテーションであるはずが、2つになってしまうという現象も発生することがあります。
原因
セルに改行が入っていると不要なダブルクォーテーション入る現象が発生してしまうようです。
対処方法
CLEAN関数を使うと解決できます。
下図の例では、「=CLEAN(A2)」または「=CLEAN(B2&C2)」を空いているセル(下図ではD2とD3)に入力します。
CLEAN関数を使ったセルをコピペしてメモ帳などに貼り付けてみると、不要なダブルクォーテーションなく、ペーストできます。
改行を削除せずに不要なダブルクォーテーションをなくす方法
ワード(Word)を使える場合のみ、改行を削除せずに維持したまま、不要なダブルクォーテーションが入らないようにする方法もあります。
Ctrl+Cまたは右クリックのメニューからセルをコピーします。
Ctrl+Vで貼り付けるか、右クリックして「元の書式を保持」のボタンをクリックしてペーストします。
不要なダブルクォーテーションなく貼り付けできました。
複数セルの場合
ちなみに複数のセルの場合だと、上記の方法では不要なダブルクォーテーションは入らないものの、表形式での貼り付けとなります。
また、「テキストのみ保持」を選択すると不要なダブルクォーテーションが入ってしまいます。
表形式でもなく不要なダブルクォーテーションを除いて貼り付けるには、まずエクセルのセルをコピーしてワードにペーストします。
貼り付けられた表を更にコピーして、右クリックから「テキストのみ保持」を選択すると、複数セルもテキストのみの形式で貼り付けできます。
以上エクセルのコピー&ペーストで余計な不要なダブルクォーテーションを除く方法についての解説でした。